戦争という課題、


2月24日、ロシアがウクライナに侵攻してここまで、
第二次世界大戦以後、欧州で最大の軍事衝突が起きているという事実は、

危うい中でもバランスがとれている「世界」という仕組みが、
本当はただ「危うい」だけで、バランスなんかとれていないのだという、
どうしようもない事実を私たちのような一市民に投げかけるショッキングな出来事です。

私たちの住む日本も第二次世界大戦において、
多くの死者を出し、その反省から、
国家間の紛争を解決する手段として暴力を使うことを放棄し、
戦力を持って他国と争うことを否認したのです。

日本は、戦争から、
他国を「敵」として、争うことが結果として
自国の力を衰退させることを体験的に学び、
その結果として、他国との戦争をするための力を放棄した訳です。

しかし、地球上の多くの國では、
自国の利権を確保するために
他国と軍事力を持って衝突することは、
権利(交戦権)であると、考えられているのでしょう。

今回のロシアのウクライナ侵攻は、僕たちが住む日本という国が「戦争をしない」と明言していても、
周囲から軍事的な侵攻を受ける危険性は排除されていないのだと言うことを改めて突きつける結果になってしまいました。

現時点で、この課題に対する明確な答えは、僕は残念ながら持ち合わせていません。
いわゆる「改憲」も自衛隊や集団的自衛権を「違憲」だというどちらの考え方も正しいとは言い切れないと考えます。

ただ戦争の中で犠牲になるのは、市民であり、その一人である以上、
どの場所で起きていようが、戦争には反対の声を上げるべきですし、
戦争を抑止するためにできることがあるなら、
行動していきたいと考えています。


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