土曜日にちょっと絵本の仕事で池袋の方に出かけていたのですが、
その中で、家族で絵本を楽しむことの意味みたいな話をする機会がありました。
どうも絵本というのは、子どものもの的な扱いを受けることが多いような気がするのですが、
この何年間かの間だけでも、絵本の世界は、新たなジャンルが開拓されており、
必ずしも、絵本は子どもだけのものではない気がします。
とはいえ、どうしても「絵本=子ども」というイメージがついているのも事実なので、
そういう価値観みたいなものを変化させていかないといけないのかなと思っているのです。
で、その第一歩には何が大切なのかって考えると、
やっぱり、大人が絵本や読書を楽しむことが出来る環境が必要だと思うのです。
で、そんな環境の最小単位はやっぱり家族だと思うのです。
子どもが絵本を楽しむためには、家族が絵本や物語を楽しむことが出来る環境があること、
そして、家族で楽しんだ物語を互いに共感することが出来るのが、重要だと思うのです。
様々なジャンルの絵本があるからこそ、
一つ一つの絵本を適切な相手に手渡すことが出来る環境と、
一人一人が絵本に対して抱いた気持ちを共感できる環境が重要なのだと考えているのです。
家族が1冊の絵本を共有することが出来れば、
次の一冊へ、次の一冊へと日常の中で繰り返していくことで、
家族の距離感は、変わっていくと思います。
だから、今必要なのは、子どもに絵本をではなく、
家族に絵本をなのだと、そう考えているのです。
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