多様性を訴えながら、画一化することの是非


さて、これまで図書館のおはなし会は、
どうも、石井桃子さんや松岡享子さんのような、
日本の児童図書館活動の第一人者の活動を
「完コピ」使用とした結果が、
現在の閉塞感に繋がっているのではないかと、推論しました。

事実、おはなし会の団体の中には、
後継者不足が課題になっているところもあったりします。
他方で、新たな団体が生まれている事例もあります。

結果として、おはなし会という形態は維持されてはいるものの、
おはなし会のあり方について、議論される時間が余りなかったのでは無いでしょうか?

絵本の世界は多様性に富んでおり、
毎月、多くの作品が出版されています。
作品の中には、読者が思いもよらなかったような、
発想で描かれたものも未だにあり、
驚かされることが多いもの絵本の世界であります。

絵本の多様性について、語られることは多いし、
ボランティアの方々も、絵本の良い点のひとつに
この多様性をあげる人は、多いでしょう。
それなのに、おはなし会のあり方については、
画一的であるべきだというのは、
ちょっとした矛盾じゃないのかなと、
思ったりもするのです。


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