さぁ、新学期


職場の桜が満開だったので、朝ちょっと行って、
何枚か写真を撮ってきました。

近くには、ランドセルを背負ってお母さんのカメラに向かって
笑顔を見せている子どもさんがいたりして、
4月になったんだなぁと、実感しました。

埼玉県内だと、明日から、入学式、新学期なんていう人が
結構多かったりして、大人も子どもも、みんな新たなスタートを切る、
そんな感じなので、今回は、新たなスタートを切る人たちへ手渡したい絵本をご紹介します。

『はじまりの日に』(岩崎書店)2010年3月
作:ボブ・ディラン 絵:ポール・ロジャース 訳:アーサー・ビナート

ボブ・ディランの名曲「ForeverYoung」を絵本化したものです。
この曲は、ボブ・ディランが息子さんに贈った曲と言われており、
本人の歌唱動画を見ていると、お父さんが我が子に対して
「こうあって欲しい、」という思いが溢れているように感じます。
絵本は、アーサ・ビナートさんの訳により、
これから第一歩を踏み出す様々な年代の人に向けた、
応援歌のような絵本になっており、
絵本と歌唱動画から感じる違いを楽しむ事が出来ます。

『たくさんのドア』(2018年1月)主婦の友社
作:アリスン・マギー 絵:ユ・テウン 訳:なかがわちひろ

子ども達の成長は、親としては、喜びでもあり、寂しさでもあり、不安でもあったりします。
子ども達の行く先が、平穏であることを願いつつも、
成長の過程では、挫折や後悔は、必要不可欠でもあります。

子ども達が成長の過程で出会う困難や、選択肢を「ドア」に見立てて、
ドアを開け続ける子どもを見つめるしかない
親の不安、子ども達の未来への希望が描かれています。

子ども達には、なかなか伝わりにくいテーマの絵本ではありますが、
親子で読んで、子どもさんが成長した後に、
この絵本の意味を知った時に、親子ってどんなものなのか、
伝わるのではないかと思います。

「きょうがはじまる」(2018年8月)BL出版
作:ジュリー・モースタッド 訳:石津 ちひろ

新しい一歩を踏み出す一日も
今日を積み重ねた先に成り立っています。

毎日が同じようでも少しずつ違う、
そして、同じ一日を過ごしている人が
街の中に溢れていることで、
初めて「自分の一日」が成り立っている。

社会と呼ばれるものは、一人一人の一日が重なり合ってできあがっている
当たり前だけど、意識したことのない事を
絵本を通して改めて考えることで、
自分の一日にも新たな視点が加わることと思います。


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