うそやトリックの絵本


昨日は、エイプリルフールだったのですが、
絵本の世界でも、うそやトリックを使った絵本は、結構あったりします。

そんな絵本は、子ども達から声が上がったりして、
読み手と、聞き手との間の会話が広がったりするので、
僕は結構好きだったりします。

おはなし会やイベントなどで僕がよく読むうそやトリックをテーマにした絵本をご紹介します。

『じゃない!』(フレーベル館)2019年8月
作:チョーヒカル

表紙を見てびっくりするの人も多いこの絵本、
だって、バナナの中に一本だけ、きゅうりがなっているんですから、
作者のチョーヒカルさんは、現代アートの作家さんで、
ボディペインティングなどの作品を多く発表しています。

この絵本もページを捲るたびに、
きゅうりじゃなくて、バナナのような
驚きが次々と襲ってきます。♾

子ども達は、正体を当てようと必死になって、声をかけてくれるのも嬉しいのですが、
一緒に来ている、お父さん、お母さんも正解がわからなくて、困った表情をしているのが印象的だったりします。

『うそだぁ!』(文溪堂)2014年10月
作:サトシン 絵:山村浩二

子ども同士の話って、時々とんでもない方向に展開することがありますよね、
「うそだぁ!」って言いたくなるような展開、
この絵本は、子ども同士の会話で進んでいきます。

びっくりするような、体験の数々に「うそだぁ!」
と、驚き続けると、最後はびっくりするようなオチに子ども達は、
びっくりすること間違いありません。

この絵本も子ども達と一緒に「うそだぁ!」というセリフを
大声で言いながら、楽しんでいます。

『はなげ小学生』(小学館)2023年9月
作:すけたけしん 絵:塚本やすし

表紙を見て分かるとおり、一本の鼻毛が出ている小学生がこの絵本の主人公、
そして、この鼻毛、彼が嘘をつくと伸びていくのです。
それはもう、ピノキオの鼻のように・・・

鼻毛を隠そうと折りたたんで、鼻の穴に入れてみたり、
髪の毛にのように結んでみたりしても、なかなかうまくいきません。

けれども、嘘をつき続けるので、鼻毛はどんどん伸びていきます。
果たして、鼻毛はどこまで伸びるのか、
大笑いしながら、子ども達は聞いてくれます。

そして、ラストシーンでは、一緒に来ていたお母さんがちょっとドキッとしたりして、
それも含めて、楽しめる絵本だったりします。


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