10月20日(月)、千葉県野田市立宮崎小学校にお声がけいただき、
「読み聞かせデー」として特別な1日をご一緒させていただくことになりました。
3時間目から5時間目までの時間をお借りして、
各学年の子どもたちと絵本を楽しんだり、
高学年の皆さんにキャリア講話をお届けしたりする予定です。
今日は1日、その講話に向けた資料づくりをしていました。
キャリア講話のテーマを考える中で、
ふと自分自身の歩んできた道を振り返っていました。
僕は普段、市役所の職員として仕事を続けてきました。
自分が住む街の暮らしを支えて、良い街を作るにはどうしたらよいか、
そんなことを考えながら、仕事をしてきました。
けれど、組織という大きな集団のなかでは、
目指す方向性の違いや人間関係の難しさにぶつかることもたくさんありました。
自分の想いだけではどうにもならない壁に悩み、「
自分が本当にやりたいこと、大切にしたい想いはどこへ向ければいいのだろう」
と立ち止まる時期もありました。
そんな葛藤のなかで行き着いたのが、
本業を持ちながら「絵本専門士」としての活動を重ねていく
「パラレルキャリア」という生き方でした。
本業で生活の基盤をしっかりと守っているからこそ、
自分の「好き」や大切にしたい活動に安心して情熱を注ぐことができる。
そして、絵本を通した多くの出会いや学びが、
回り回って自分自身の心や生き方を支えてくれる――。
「大人の仕事って、ひとつだけじゃないんだ」
そう気づいたとき、すーっと心が軽くなったのを覚えています。
焦らなくていい。「好き」は心の中にある小さな種
今日完成した資料を見え返し、言葉をひとつひとつ確かめながら、
子どもたちに一番伝えたいフレーズを心の中で静かに反芻していました。
今ある“好き”は、まだ芽の出ていない小さな種のようなもの。
いきなり大きな仕事にしなくてもいい。
日々の生活を大切にしながら、あまった時間でそっと育てていけば大丈夫。
いつか大人になったある日、『あ、これだな』と静かに分かる瞬間がやってきます」
大人の世界は一通りではないこと。
完璧じゃなくても、遠回りや悩んだ経験があったとしても、
自分の「好き」という気持ちはずっと心の中に置いておいていいんだということ。
僕自身の等身大の歩みを通して、
野田市立宮崎小学校の子どもたちが
「大人になるのも悪くないな」
「自分らしく生きていいんだな」と、
静かに自分の未来を思い描けるような時間を届けたいものです。

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