『まどのむこうのくだものなあに?』は、
この画像からもわかるように、
果物の一部から、その果物が何なのかを
想像する絵本です。
この絵本のような
「これなあに?」
と、子ども達に問いかけるかたちの絵本は、
いろいろなパターンのものが、出版されています。
で、こういう本を子ども達と楽しむために必要な要素は、
想像と共感だと思ったりするのです。
こういう絵本を楽しむ時、子ども達は、自らの経験の中から、
正解を想像して、僕たち大人に伝えようとします。
これは、子ども達にとっては、楽しみでもありますが、
なかなか大変な作業でもあると思うのです。
実際に絵本を読んでいると、
こちらの想像していないような答えが飛んでくることは、
ままありますし、そんな答えが大人には楽しかったりもします。
その答えに、大人が共感し、一緒に楽しむことが
実は、絵本を読む中で大切なことなのです。
間違えていてもいいのです。
その想像力から導き出された答えを受け入れた上で、
みんなで間違いを共感し、次の正解に導いていく、
そんな環境が子ども達を育てていくために必要なのです。
コメントを残す