最近、図書館などでボランティアをしている方から、
「私とあなたは違うから」と言われました。
そりゃそうです、僕とその人では、
共通点は「人間」と「日本国籍」くらいなものです。
まぁ、「違うから」のあとには、
「あなたみたいな絵本のセレクトは出来ない」とか
「あなたみたいな絵本の読み方は、私はしない」とかの
言葉が続くわけですが、
それをニコニコしながら聞いたあとで、
聞くわけです。
「じゃあ、あなたにとっての良い絵本とは?」と、
そこで返ってくる答えが、悲しいかな、
「成人式を過ぎている絵本」とか、
「評価が高い絵本」なんて言う言葉な訳ですよ、
この答えは、僕にとっては、結構悲しかったりします。
「私は○○という作家が好きだ」とか、
「あなたの勧める○○という作家は、私には合わない」とか、言って欲しいのです。
だって、そうでしょ、
成人式を過ぎている絵本とか、評価が高い絵本なんて、
他人の評価の積み重ねですよ、
そこに、自分で絵本を読んだ、評価した、という要素はないのです。
ひょっとすると、
その絵本を手に取って実際に目にしているのかもしれません。
であれば、ますます、自らの言葉でその絵本を語り、
子ども達に手渡すべきなのです。
自分がやるおはなし会なのに、
その絵本選びを他者の評価に任せるなんて、
もったいなさ過ぎるし、楽しくない、そう思ってしまうのです。
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