パンどろぼう


『パンどろぼう』(角川書店)2020年4月
柴田ケイコ:作

今更、紹介するまでもない、
近年の絵本界のスマッシュヒットとなった
パンどろぼうシリーズ、
累計180万部とのことですし、
書店で子ども達が手にするところを見ていると、
まだまだ、発行部数は伸びそうです。

美味しいパンを求めて盗みを繰り返す
謎の怪盗「パンどろぼう」が、
美味しいと評判のパン屋さんを次のターゲットに、
盗みは成功し、盗んだパンを一口食べると・・・

パンどろぼうの表情と、正体、
盗みを繰り返し、美味しいパンを食べ続けた結果、
というオチが、子ども達には楽しい様子です。

続刊が出版されてシリーズ化されたり、
パンのレシピ本が出版されたりという、
展開の広がりも子どもだけではなく、
その周辺にいるお父さん、お母さんを旨く取り込み
絵本の世界を広げる事に成功しているように思います。

旨いことやったなぁ、という絵本です。


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