せきやど図書館での一日 ― ワークショップと「おにいさんのおはなし会」を終えて

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さる2月1日、せきやど図書館にて、あおたまさんといっしょに、
ワークショップ、「みんなでおはなしをつくろう!」と
TRCの男性所皆さんといっしょに、「おにいさんのおはなし会」を開催しました。
人数は多くなかったのですが、そのぶん参加者との距離が近くて、
なんだか“濃い一日だったなあ”という余韻が残っています。

午前のワークショップでは、リレー形式での絵本づくりや、3つのカードに書かれたランダムな言葉を基に物語をつくる「三題噺」など、
参加者の皆さんが物語、づくりに挑戦しました。
子どもたちの迷いのなさに驚かされました。
こちらが「どう続けるんだろう」と思っている間に、
もう次の展開をポンと出してくる。
あのスピード感と自由さは、大人にはなかなか真似できません。

今回はさらに、作家のあおたまさんに、絵本を作り始めたきっかけや、
どんなときにストーリーが浮かぶのかなど、創作の裏側をお話しいただく時間もありました。
大人も子どもも前のめりで聞き入っていて、「へえー」「そうなんだ」と、会場の空気がふわっと温まる瞬間が何度もありました。
アンケートにも「作家さんと話せてうれしかった」「自分でもまた作ってみたい」という声があり、
子どもたちにとっても特別な体験になったようです。

午後の「おにいさんのおはなし会」は、今年で4年目、
毎年参加してくれている男性司書のみなさんは、
僕の無茶振りにもすっかり慣れてきて、
今年はそのさらに上をいく演出まで飛び出しました。
「やきざかなののろい」では初体験の「焼魚」が「きらわないでくれー、ちゃんとたべてくれー」と、真に迫る訴え方だったり、
「にくのくに」の王さまたちが個性全開で登場したり、
あおたまさんには、「とんぼエンピツ」を読読んで貰ったりと、
読み手のみなさんが本気で楽しんでいるのが聞き手の皆さんにも伝わり、
会場全体がいい空気に包まれていました。
アンケートにも「大人もこんなに楽しめるとは思わなかった」
「読み方の面白さに驚いた」「知らない絵本を読んでもらえるのが楽しい」といった声が並び、
読み手の工夫や楽しさがしっかり届いていたことが分かります。
参加者数だけを見ると「少なかったなあ」と思うかもしれません。
でも、寄せられたコメントを読むと、人数では測れない満足や発見がたくさんあって、
むしろ“少人数だからこそ見えたもの”があったように感じます。
「もっと多くの人に参加してほしかった」という声もあれば、
「また参加したい」「子どもがとても喜んでいた」という声もあり、
少しずつ、このイベントが図書館の文化として根付き始めているのを感じました。
僕自身も、続けてきたからこそ見える景色があることを改めて実感しました。
読み手の成長、子どもたちの創造性、大人が絵本で心から楽しむ姿、
そして図書館という場の可能性。
様々な発見のあった一日でした。


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