地域の中で絵本を使った活動を


ちょっと前の話ですが、
12月22日の読売新聞に絵本専門士に関する記事が
掲載されていました。

実際に活動されている絵本専門士さんの活動を紹介しながら、
地域において絵本の普及を先導し、
地域の読書活動の「核」を担うのが、
絵本専門士だという主旨の記事でした。

確かに、絵本専門士講座の事務局である、独立行政法人国立青少年振興機構のホームページには、

子供たちの健やかな成長を促す絵本の可能性やその活用法を、学校や家庭のみならず地域社会全般に普及させるとともに、実際に絵本の読み聞かせやワークショップをはじめ子供たちの読書活動の推進に携わる、絵本の専門家(絵本専門士)を養成する必要があることから、創設された制度です。

  絵本専門士の役割は、読み聞かせやおはなし会、ワークショップなど実際に本を使って行う取組み、絵本に関する知識をもって行う指導・助言、絵本に関する自らのネットワークを活かした人的・物的ネットワークなど幅広く、活動の場所も幼稚園や学校から図書館、医療機関まで様々です。

独立行政法人国立青少年振興機構ホームページ

とあり、資格創設当初の目的は、
読売新聞の記事にあるように地域での活動の核となることが期待されていたようです。

絵本専門士の資格を持っている人は全国に約530人くらいいると思うのですが、
ネットニュースなどで取り上げられるのは、
絵本専門士資格を有した、アナウンサーさんが
絵本に関する本を出版のニュースだったりして、
あまり地域の活動がクローズアップされることはないので、

絵本専門士資格に興味のある方は、
どうしても、ニュースになる方に目が行ってしまうかもしれません。

これは、何が良い、何が悪いという話では無くて、
絵本専門士資格に興味のある方にお伝えしたいのは、
御自身のこれまでの絵本との関係性の中から、
どういった活動が出来るのか、
イメージをきちんと持つことが大切ということなのです。

絵本専門士という資格の出来た主旨、
自らの絵本との関係性、
その二つがきちんと整理できないと、
絵本専門士としての活動は難しい、
自戒を込めて、この文章を書いています。


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