絵本専門士だから、強み、弱さ


絵本専門士として活動を始めて、6年くらい経つのですが、
まぁ、そのうち3年間は、新型コロナウィルスの影響で、
いろいろなイベントが中止になったり、
おはなし会が中止になったりしましたから、
実質活動期間は、3年くらいと言ったところでしょうか。

絵本専門士資格取得者は、
保育士、図書館司書、学校の先生、出版関係者、書店員、アナウンサー等々、
様々なバックボーンを持つ方々なので、
絵本に対する見方、考え方も様々です。

ですから、絵本専門士と言う資格を有しているからといって、
同じ絵本をオススメしたり訳ではなかったりします。

社会に「絵本を読む」と言う環境を広げていきたい、
と言う理念は共通していますが、その手法は、様々ですし、
どの方法もそれぞれの絵本専門士の経験に裏打ちされているものです。

この多様性は、絵本専門士の強みでもありますし、
弱さでもあると僕は考えています。

強みは、多様な活動が提供されることで、絵本に触れる機会が画一的ではないという点ですが、
同時に、絵本専門士ごとに主張が異なることで、混乱する人もいるかもしれないという点は、
弱みでもあると思います。

ですから、弱みを少しでも小さくするためには、
様々な絵本専門士がいますから、多くの絵本専門士の話を聞いて、
自分の考えに見合った主張を取り込み、
絵本に関する自らの考えを構築して欲しい、そう思っているのです。

偉そうなことをいいましたが、僕も多くの人と出会い、
影響を受けて、今でも絵本との距離感が変化していることを感じます。
新刊が出版され続けているように、私たちの絵本に対する考え方も変化しているのです。


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