先日の、講座の際に質問されたのが、
おはなし会のプログラムを作成する際に、
季節感を考慮すべきなのかという事でした。
ちょっとズルいかもしれませんが、
僕の答えは「場所による」です。
例えば、保育所や幼稚園などで、先生が絵本を読むときには、
行事や季節感などを子ども達に伝えていかなければいけない場面もありますから、
日々の授業やクラス運営のなかで、効果的に絵本を使う必要性もあるでしょう。
僕の場合は、書店さんなどで、おはなし会をすることが多いので、
季節感というよりは、その時に紹介したい新刊絵本などを紹介することが多いです。
では、学校や図書館などで、おはなし会をする場合、どうしたらよいのでしょうか?
おはなし会のプログラムなどを解説する本などでは、
季節感を考慮したプログラムが掲載されていることが多いのですが、
これも例ですから、あまり考慮しなくても良いではないかと僕は思っています。
子ども達は、授業の合間や、お休みに図書館に気分転換に来ているわけですから、
あまり、気負わずに楽しめる絵本の方が喜ばれる傾向があるように感じます。
おはなし会は、大人と子どもが絵本を楽しむ時間なのですから、
読み手は、その時に「読みたい」と思った絵本を選べば良いし、
その絵本が子ども達に届く様に工夫をするだけのことなのです。
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