引き続き、絵本専門士10周年記念事業に参加したことから、
自らを顧みてのおはなしです。
11月30日のシンポジウム等が終了してから、
同期でもあり、大切な仲間の一人でもある、うっちー先生と一緒に食事をしました。
その中で、話題になったのが、一体あと何年くらい「絵本専門士」でいられるだろう、と言うことです。
絵本専門士に認定されてから7年、途中コロナ禍もあり、
継続的な活動とは行かなかったものの、地域での活動や、
絵本に関わる様々な人との関わりで、
自身の経験値は、随分と上がったような気がしています。
それと供に、年を取った訳なのですが、
年を取ったことで、自分の子ども達も成長し、
家庭の中で絵本を共有する時間が減ったことが、
おはなし会などで、子ども達との間に感覚の「ズレ」が生じていないのか、
確かめながら絵本を読んでいる自分を常に意識しています。
大人に絵本の効果をおはなしするときでも、
子ども達と一緒に絵本を楽しんでいるときでも、
僕が大切にしたいのは、共感と共有です。
同じ絵本を楽しんだという共感と、
そんな時間を一緒に過ごせたという共有体験、
それには、聞いてくれている人たちの感覚と自らの感覚にズレが生じてしまっては、
元も子もないと、そう思っているのです。
今はまだ、僕を招いてくださった皆さんからは、
ポジティブな反応をいただいていますが、
どこかで、ずれることがあるかもしれない、
その不安を抱えつつ、絵本に限らず、いろいろなメディアに触れることで、
子ども、大人、ひいては社会とのズレがないように活動を続けていかなければ、
そう考えているのです。
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