皆さん、「絵本の日」ってご存じですか?
実は、11月30日は「絵本の日」なんです。
1986年のこの日、児童文学作家・評論家である瀬田貞二さんの『絵本論』が、
出版されたことにちなんで制定されました。
最近は、「大切な人に絵本を贈ろう」と題して、「絵本の日に書店に行こう」というキャンペーン等、
絵本の魅力とその文化的価値を再確認し、大切な人に絵本を贈る日として、
書店でのイベントなどが開催されています。
この日に合わせて、絵本専門士・朗読指導者の活動を支援するNPO法人絵本文化推進協会の主宰による、
「絵本の日の集い」が大阪・ギャラリーよみうりにて開催されます。
絵本に関わるすべての方々—
絵本専門士、朗読指導者、司書、書店員、出版関係者、そして絵本を愛する全ての皆さまに向けた、学びと交流の場となっています。
イベントは二部構成となっており、第一部では、児童文学作家・村中李衣先生が登壇、
小児病棟や刑務所での絵本を通じた読書支援、読書療法の研究など、
絵本の可能性を広げてきた実践と思想を語ってくださいます。
絵本専門士養成講座の講師も務められる村中先生のお話の根底には、
〈共に生きる〉力を育むためのツールとして、絵本との関係性を捉える、
新しい気づきがえられる時間になることでしょう。
第二部は、現場で活躍する絵本専門士たちが登壇し、
地域や職場での実践を共有します。
編集者、書店経営者、保育士など、多様な立場からの報告は、
明日からの活動にきっとヒントを与えてくれるはずです。
そして、会の終了後には「交流会」と題しまして、
参加者同士の繋がりを深め、それぞれの思いを語り合う時間を設けています。
「絵本を通じて、社会にどのように接していくのか、どんな未来を描きたいのか」
そんな対話が生まれることを期待しています。
開催概要
- 日時:2025年11月30日(日)12:30開場
- 会場:ギャラリーよみうり(大阪市北区野崎町5-9 読売大阪ビルB1F)
- 参加費:無料
- 定員:120名(先着順・事前申込制)
- 申込はこちらから
当日は、僕も会場運営の一部をお手伝いさせていただく予定です。
絵本は、子どもだけのものではありません。
大人が絵本を手に取るとき、そこには「育てる」ではなく「共に育つ」関係が生まれます。
この集いは、そんな絵本の力を再発見し、仲間と出会い、未来へつなぐ一歩となるはずです。
どうぞ、お誘い合わせのうえご参加ください。
絵本を愛するすべての方とお会いできるのを楽しみにしています。

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