絵本専門士という資格を取得しても、
取得がゴールではなくて、取得してからがスタートというのは、
どの資格でも同じことです。
絵本専門士講座の中では、絵本というメディアを核として、
様々な視点から、このメディアに対する接し方、
活用方法、そして、人に伝えることを学ぶのですが、
この「人に伝える」というのが、一番難しいのです。
何しろ資格を取ったからと言って、
ただの一自治体職員な訳ですから、
すぐに講演だったり、メディアに出演したりできるわけもなく、
今まで通り、おはなし会を続けつつ、
このページのように絵本に関するちょっと思うことを発信し続けていくことが大事だったりします。
とはいえ、おはなし会を開催するには、会場費が必要だったり、
Zoomで講演会を配信しようと思えば配信機材一式が必要だったりと、
意外と持ち出しが多いのも事実、
僕の場合は、本業がありますから、
活動は「お小遣いの範囲」でできることをしているのですが、
なかなか、大きなイベントの開催は難しかったりします。
なので、近くの絵本専門士の皆さんとグループをつくることで、
文科省関連の補助金等をいただくことで活動をしたりするわけですが、
補助金がいつまでも続くわけもなく、
どこかで自走できるような環境を作らないといけないのですが、
これがなかなか難しい、
そして、この活動資金や環境の問題は、
絵本専門士という資格の質の問題にも関係していると思っていたりします。
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