ながいながい骨の旅


『ながいながい骨の旅』(講談社)2017年2月
松田 素子 :文 川上 和生 :絵 桜木 晃彦:監修

生命の始まりと進化に関する絵本は、
結構沢山あります。

代表的なものは、バージニア・リー・バートンの『せいめいのれきし』
ですが、日本での初版は1964年と古く、
日々更新されていく、生命科学の知識とアンマッチな部分もあったりして、
2015年には、改訂版が出版されたりしています。

今回ご紹介する『ながいながい骨の旅』は、生命の進化の歴史を「骨」という私たちの身体を支えているパーツに
視点を据えて、進化の歴史の中で、なぜ骨が必要になったのか、
そして現在、多くの動物たちに共通している構造に至った経緯が
平易ではありつつも、子どもにはちょっと難しいかな?という感じの文体も、
子どもにとっては、読み終わったときの達成感が合って良いのかなと感じます。

私たちの身体は、私たちだけの力で得たものではなく、
長い歴史の中で、多くの生命が自らの意思とは別に、
環境に適応するために試行錯誤を繰り返した結果、
存在するのだという事実は、
ではなぜ、僕たち人間が存在するのだろうか、
と考えるきっかけにもなると思います。


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