『あいぼうは どこへ?』 (イマジネイション・プラス)2019年9月
ジョシュ・ファンク:作 スティーヴィ・ルイス:絵
金柿秀幸:訳
ニューヨーク公共図書館の入り口には、
2頭のライオン像があるそうです。
それぞれに名前があり、
一頭は、ペイシェンス(忍耐)
もう一頭は、フォーティテュード(不屈)というそうです。
この絵本は、夜明け前のニューヨーク公共図書館で起きた出来事の物語です。
フォーティテュードが目覚めたら、隣にいるはずの、ペイシェンスがいません。
彼は、図書館の中を回り、ペイシェンスの姿を探し回ります。
広いニューヨーク公共図書館の中、一人で相方を探す不安げなフォーティテュードの表情が印象的です。
絵本自体がちょっとした図書館案内にもなっており、
この本を持って、ニューヨーク公共図書館を訪れてみるのも面白いかもしれません。
子ども達が絵本の楽しさを初めて知る場所が図書館だったりもするので、
そういった面でも、絵本の楽しさを知る入り口へのガイドブックになるのかもしれません。
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