子ども達と絵本との間に立つときに大切なこと


おはなし会などで、
会の終了後に子ども達に話しかけられることがあります。
(こちらから話しかけることもありますが・・・)

子ども達の中には、
熱心にこれまで自分の読んできた絵本について

お話ししてくれるお子さんもいて、
そういうお子さんのお話を聞くのは、とても楽しかったりします。

とはいえ、とても小さなお子さんですと、
なかなか、相手の言っていることを理解するのが難しかったりもするので、
ちょっとした注意は必要です。

子ども達は、自らの記憶の中で自分の印象に残った絵本作品を
「ひとり伝言ゲーム」のように繰り返し反芻した後に、
僕たちに「○○はおもしろかったよー!」となるわけですから、
作品のタイトル等に「揺れ」が生じることが当たり前です。
ですから、一回聞いただけで大人が理解することは難しい場合がほとんどです。
そんなとき、大人は子ども達の言葉に耳を傾け、
子ども達の意図を汲み取る気持ちを持つことが重要なのだと僕は考えています。

子ども達は僕たちとは、異なる世界観と価値観の中で生きている動物ですから、
大人の視点で子ども達の言葉の一つ一つに
隠されているヒントを注意深く聞く力と
子ども達の紡いだ言葉を共感し、読み解いていく力が求められていると思うのです。


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