『だれのパンツ?』(角川書店)2019年7月
シゲリカツヒコ:作
風が強い日、
ベランダに干していた洗濯物が
飛んでしまうことが、たまにあります。
たまにですよ、
我が家の周りは、
あまり家が密集しているわけではないので、
「あ~あ」で済みますが、
こと、集合住宅ではそういう訳にはいきませんよね、
空から落ちてきた、大きいパンツ、
持ち主を探して団地内を巡る冒険は、
徐々にとんでもない方向へと進んでいきます。
シゲリカツヒコさんの作品は、
緻密なイラストレーションが、
あり得ない出来事を
「あったかもしれない出来事」
に見せる力を持っているように感じます。
ストーリーが進むたびに、子ども達の
「え~」という表情が楽しい一冊です。
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