子どもと絵本を読む活動をしていると、
同じ活動をしている様々な人と出会い、
お話しをする機会があります。
よくおはなしを聞くのは、
なぜ、この活動をしているのか、とか
どんな作家が好きか、とか
そんな感じです。
で、時々出会うのが、
「自己研鑽のため」と称しておはなし会活動をしている人です。
なぜ自己研鑽のためにおはなし会活動を選んだのかちょっと疑問なのですが、
そういう人とはあまり仲良くなれなかったりします。
言葉としての「自己研鑽」は、
「自分自身を鍛えて、学問や仕事などの特定の分野の技術を向上したり、知識を深めたりすること」
といった感じでしょうか。
ここで、生じる疑問は、
じゃあ、聞き手の子どもは、あなたにとってどんなポジションにいるの?
ということです。
おはなし会は、子ども達が絵本を聞いてくれることが、大切なのであって、
絵本を通して、子ども達が新たな体験の扉を開くことが目的のはずです。
読み手の成長というのは、副次的なものであって、
それが目的で良い訳はないのです。
子ども達は、読み手の姿勢を見抜いています。
読み手が自分のために絵本を読んでいたら、
子ども達は物語を楽しむこともなく、
絵本の世界から離れていきます。
とにかく、子ども達をあまりなめないようが良いですよ、
と、言いたいです。
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