定番絵本から一歩を踏み出せない人へ、

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図書館などのおはなし会で、ボランティアをしていると、
ボランティア入門講座などを受講して、
教えられたこと=おはなし会の全てと考えてしまう方が一定数いるようです。

そんなわけだから、おはなし会に来る子ども達は十人十色で
たくさんの子ども達がそれぞれの楽しみ方をしているんだ、ってこともまた、
あまり大人が知らないことのようです。

子どもと絵本との時間を大切にしてあげるのが大人の仕事で、
絵本を読むことが、目的になってしまう大人が一定数いることが、問題なんです。

「私はこの本が好きだから読む」ではなくて、
「この本はきっと○○さんが喜ぶから読もう」にっていう方向におはなし会は向かっていかないと、

「子どもが本を読まない」と大人が嘆いてちゃいけないんですよ、
子どもが本を好きになるかならないかは、
大人が子どもと一緒に本を楽しむことと、
大人も読書を楽しんでいる姿を子どもに見せることが大切なのであって、
たとえ絵本だって、大人から強要されたものなんて楽しいわけがないのです。

ですから、大人の皆さんには、
作家、編集者、製本事業者などなどの絵本に携わる多くの人が
どのような思いで、絵本を世に送り出しているのか、
生の声を聞いて、自らの考えを身につけ、
子ども達に向かって発信して欲しいのです。


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