絵本専門士の活動のこれから、


絵本専門士養成講座も今年で10年目になり、
全国で、絵本専門士に認定される人は、
現在受講中の第9期の方々も含めれば、
多分650人くらいになるのでしょう。

おはなし会や、講演などをさせて貰うと、
絵本専門士資格を取得したいとのご相談を受ける機会も増えてきました。

なるべく丁寧に受講に至るまでの経緯をおはなししているのですが、
中には、未だになんとなく資格を取ったら、有名になって、
のんびりと、生活できるのではないかと考えている方もいて、
ちょっとがっかりしたりします。

僕は、絵本専門士として活動していますが、
その前に地方自治体の職員で、公務員です。
収入の裏打ちがあるから、絵本専門士としての活動が出来ています。

絵本専門士資格を有している方々の中には、
書店を経営されている方もいますが、
そういった方々は、絵本専門士の資格取得だけでは無く、
起業に関する勉強をし、準備を重ねて
開業に至った方だったりする訳です。

それぞれの、絵本専門士が自らの経験値の元に立って、
絵本に関する情報を発信しているから、
絵本専門士の発信する情報は、
時にバラバラだったりするのですが、
それが、良さでもあり、弱点でもあったりするのです。

絵本専門士は、資格を取ったから何かが出来るというものではありません。
今までやってきたことが、絵本専門士という資格を取得することで、
その発言に一定の信頼度が生まれる。
そういうものなのです。

僕自身、今年は元司書、自治体職員という立場から、
子ども達と絵本の関係性について、大人は、子どものために絵本を使って何を伝えるべきなのか、
発信していきたいと思います。


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