僕は、絵本専門士という資格を取る前に、
埼玉県内のとある自治体の職員で、
その街の図書館で司書として何年か働いていました。
今は、違う部署に異動になって随分経ちますが、
司書として働くために、通信制の大学に通って司書資格を取得しました。
それまでは、今の様な活動をするようになるとは夢にも思っていなかったので、
当時の僕が、今の僕を見たら驚くことでしょう。
絵本専門士の資格を取得するに至った経緯として、
なぜ、司書資格を取得し、図書館で働くことになったのかをお話ししなければなりません。
当時、僕の住む街の図書館は、とても小さくて、
ドン・キホーテのように本がぎゅうぎゅう詰めになった図書館でした。
もうすぐ子どもが生まれるという頃、
その図書館の子どもの本のコレクションを見て思ったのは、
「こんな図書館で子育てしたくない」
という一言でした。
どのくらいひどかったのかは、ここでは書けません、
そのくらいひどかったのです。
多分、僕の話を聞いたら100%の人が「それは無い」というはずです。
今でもそうなのですが、小さな自治体の公民館や図書館は、
金食い虫の「お荷物」施設なので、
あまり力を入れられていなかったのです。
司書だって、そうです。
当時の図書館は、司書は未配置ですし、
司書を専門職として採用していませんでした。
今だってそうです。
であれば、僕が司書資格を取って、異動することで図書館をやれば良いんじゃ無いか、
と、単純に考えました。
なので、通信制の大学で司書資格が取れるところを探し始めました。
当時、ちょうど開学した八洲学園大学が司書資格が取得できるとのことで、
入学し、資格取得を目指すこととしました。
ここから、僕の絵本との付き合いの新たな第一歩となったのです。
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