図書館と絵本の「失われた20年」


以前から、このサイトでは、図書館の児童サービスが、
良書主義というか、保守的であることについて、
そこに問題は無かったのか?と、問うてきました。

良書主義をよしとする人たちの言うところの
子ども達の「健全な成長」という理想は、よく理解できます。
しかし、その「健全な成長」は良書主義によって担保されてきたのでしょうか?
成果の検証を行わないまま、その活動をよしとするのは僕には危険に思えてなりません。

古くは「ノンタン」「かいけつゾロリ」批判に始まり、
「にゃーご」「おまえうまそうだな」への否定的な見解が現在まで、
半ばスタンダードになりつつある中、
それらの作品は、良書主義の皆さんの言うところの
「成人式を過ぎている絵本」になっています。
そして、その事実にきちんとした答えを出している人はいません。
不都合な事実にも、目を向けきちんと検証をして欲しいのです。

良書主義に傾倒した結果、この20年の間に出版されてきた様々な絵本が
子ども達からの評価、社会の評価とは異なる基準で判断され、
結果として、図書館の中で活用されなかったかもしれないという事実は、
単純に喪失でしかありません。

僕たち、子どもに物語を手渡そうとする大人は、
改めて、子ども達を見つめ、子ども達のために
何が必要なのかを考える時期に来ているのではないでしょうか?


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