図書館の絵本リスト、

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先日、とある公共図書館の絵本リストを手にする機会がありまして、
ちょっと気になったので調べてみました。

そのリストは、親子のふれあいに絵本を活用しましょうということで、
いろいろなテーマに合わせて、100冊の絵本を紹介しています。

で、このリストで、ちょっと気になったのは、
絵本の出版年の偏りです。

1950年代 1冊、
1960年代 33冊、
1970年代 18冊、
1980年代 16冊、
1990年代 18冊、
2000年代 13冊、
2010年代 1冊、

と言う分布でした。
圧倒的に1960年代が多いのです。
ちなみに2000年代の1冊は、
福音館書店の『いちじくにんじん』で
わらべ唄を絵本にしたもので、
新しい絵本とは言いながらも
昔のものを改めて絵に起こした、
絵本だったりしました。

公共図書館の目的は、市民の知る自由を保障し、その権利を守ることだったはずなのに、
児童サービスの分野に関しては、なぜか、図書館が「良い絵本」を知らせることで、
市民の皆さんが、他の絵本に触れる機会を制限しているように僕には思えるのです。

もちろん、古い絵本にも良い絵本はありますし、
新しい絵本だってそうです。
しかしながら、この絵本リストは、
図書館の言うところの「良い絵本」の原則に忠実であるが故に、
偏りを感じざるをえません。
このリストを公表するのであれば、
選書基準も添えるべきではないでしょうか?

子ども達にとって「良い絵本」「そうではない絵本」
それを選ぶのは読者であって、図書館ではないはず、
知らせるのは良いことなのかもしれませんが、
偏りがあるのはやはりよろしくないのでは、
そう思わずにはいられません。


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