先日、地元の児童館で、育児講座の講師をしたのですが、
いつも講座の終了後には、持って行った絵本を全部出して、
親子で自由に読んで貰う時間を作って、
必要があれば、質問にも答えるようにしているのですが、
その時にこんな質問を受けました。
『絵本専門士養成講座に4回申し込んでいるのですが、選ばれていません、何かアドバイスはありますか?』
これは、難しい質問ですね、
僕は、第3期絵本専門士養成講座で認定を受けて、
ちょうど、第10期の養成講座が始まったところです。
受講者選考には、論文のようなものを書いて提出するのですが、
僕の時には、なぜ、絵本専門士資格を取得するのか?
絵本専門士資格を取得することで、何をしたいのか?
というような内容だったと記憶しています。
当時の僕は、司書としてのスキルアップのために受講したいということと、
絵本専門士として、子ども達と大人との間に「絵本」を置くことで、
子育てや、子ども達とのコミュニケーションが楽しくなることを
多くの人に感じて欲しい、そのためには、図書館という枠から一歩外に出る必要がある、
そんな主旨のことを書きました。
絵本専門士としての活動を続けてきて思うのは、
別に「絵本専門士」なんて資格がなくても絵本に関する活動は自由に出来ると思うのですが、
資格を取ろうと決断しなかったら、今まで続けてこれなかったんじゃないかなと言うことです。
僕は、日中は自治体の職員として働いていて、絵本の活動は、休日、夜間に限られます。
多分、ただのボランティアだったらここまで続いていなかったんじゃないかなぁ、
と最近は考えるようになりました。
「絵本専門士」と言う肩書きを貰った以上、そんな資格の名前にあった活動をしなくては、
という、モチベーションが僕を動かしているのです。
ですから「絵本専門士」を目指す皆さんには、これまでの活動を振り返り、
「絵本専門士」として、どのように活動を続けていくかを想像して、
文章を書いたら良いのではないかな、と、アドバイスしています。
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