昨日、娘さんが成人式に参加して、二十歳になったのだなぁ、若干感慨深いのですが、
とはいえ、民法上の成人は18歳からに引き下げられ、
「二十歳の集い」という看板にかけ変わった成人式、
送り迎えと、式が終わった後の同窓会の送り迎えに終始して、
親としてのめでたさみたいなものはあまりありませんでした。
とはいえ、親の手を離れていくのは事実なので、
そんな時、子ども達に贈りたい絵本をちょっと考えてみたら、
やっぱり一冊目は、
『はじまりの日』(岩崎書店)2010年2月
ボブ・ディラン:作 ポール・ロジャース:絵 アーサー・ビナード:訳
ですかね、ボブ・ディランの名曲「Forever Young」が絵本化されたときはちょっとびっくりしたのですが、
歌詞と絵が絶妙にマッチしていて、良いなぁ、と思ったものです。
そもそも、この曲自体が、彼の子ども達に向けて書かれているものなので、
成長していく子ども達に、健やかであれと願うのは親としての当然の思いでしょう。
これから過ごしていく毎日を前向きに歩んで欲しい、切に願います。
もう一冊は、
『もとこども』(ポプラ社)2016年5月
富安陽子:作 いとうひろし:絵
は、いかがでしょうか?
我が家は、3世代同居、僕の祖母が亡くなるまでは4世代同居でした。
今でも結構賑やかですが、何で家族が賑やかなんだろうって考えたら、
構成員が「こども」と「もとこども」だからなんだと、
この絵本を最初に手に取ったときに妙に納得しちゃったんですよね、
娘さんや倅さんは「成人」しても、僕から見たら「こども」の関係性は変わらないし、
母から見たら、僕のことはやっぱり「こども」のままなのでしょう、
それが、世の中に出ると「こども」と「もとこども」に分類できるというのは、
なかなか面白いことです。
「もとこども」の入口に立った皆さんには「こども」だったときのことを忘れずに、
いろいろなことに挑戦してほしい、そう思うのです。
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