同じネコ科の動物なのに、
なぜ猫は人と共生していて、
虎は、森の中で暮らしているのか、
その訳を描いているのが、
中国の昔話、
『むかしむかしとらとねこは』だったりします。
そもそも、大昔虎はとても不器用な生き物だった、
それはもう日々のご飯も捕まえられないくらいに不器用で、
そんな不器用な虎は、器用な猫に教えを請い、
生きていくスキルを身につけていくわけです。
速く走る方法、相手に気づかれないで近づく方法、高くジャンプする方法等々・・・
スキルアップした虎が最初に試したことは・・・
というお話しですが、この昔話でも虎はちょっと間抜けに描かれています。
強さの象徴でもありながら、ちょっと間抜けに描かれがちな虎、
なんで、そういうことになったのでしょうか?
中国では東西南北の4つの方角のうち西を守るのは白い虎「白虎」だったりしますし、
名古屋城で有名なしゃちほこは頭は虎、姿は魚で建物の守り神だとされています。
神格化されていたりする割には、扱いが雑な虎、
ちょっとかわいそうだけれど、いろいろな物語に出てくる間抜けさ加減が、
親しみがわくちょうど良いところなのかもしれません。
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