『たてる こうじのえほん』(福音館書店)2019年3月
作:サリー・サットン 絵:ブライアン・ラブロック
訳:新谷 祥子
表紙とタイトルからも分かるように
建築工事の現場での工程を順を追って
追っていくことで、
建物を建てるのことが、
大変な作業であることを追体験していくことができます。
この絵本、ただ建築しただけでは終わりません。
もう一冊、
『こわす こうじのえほん』(福音館書店)2019年3月
作:サリー・サットン 絵:ブライアン・ラブロック
訳:新谷 祥子
対になっている絵本があり、
同じ現場で、建築物を解体する過程が描かれています。
子ども達は重機が大好きですから、こういう絵本には一定のニーズがあると思うのですが、
重機を中心に据えるのではなく、建築の工程を紹介する作品というのは、
この二冊くらいしか心当たりがありません。
工事現場に響いていく音を表記で再現することの難しさや、
作業工程を理解していないと描けないであろう、イラストレーション、
読んでいて、大人も勉強になることが多々あります。
二冊並べて手に取って欲しい絵本たちです。
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