『めんぼうズ』(アリス館)2021年8月
かねこまき:作
表紙にあるような綿棒のパッケージは、
よく見たことありますよね、
けど綿棒のことを「ズ」を付けて呼んだことは、
ないですよね、
絵本は、夜中に綿棒達が、パッケージから飛び出し、
家から飛び出し、夜の道を歩いて行きます。
やがて綿棒はとんでもない数に増えていき、
綿棒達の行き着く先は・・・
イラストレーションはリアルですが、ナンセンス絵本です。
最後まで読んでみても、大人がこの絵本に対して何らかの解釈をしたり、
メッセージを受け取ることはないと思われます。
けれども、この絵本の世界の中で、綿棒達は生き生きと「生活」しており、
目的を持って集まっている、ホラー絵本という見方もできますが、
子ども達はきっと最後で何が起きているのかよく分からないままでしょう、
けれどもきっと、
「何か不思議な絵本だった、けどおもしろかった」
という感じになるでしょう、
それは、大人も一緒かもしれないけど・・・
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