『ぶたのたね』(絵本館) 1990年4月
佐々木マキ:作
佐々木マキさんの絵が好きです。
子どもの頃は、『ぼくがとぶ』を読んで、
自分でものを作ること、空を飛ぶことに憧れたりして、
高校生になった頃には、
村上春樹さんの小説の挿絵で出会ったりと、
何かとお世話になったのが佐々木マキさんの
イラストレーションでした。
この『ぶたのたね』も佐々木マキさんの作品、
あまりにも足が遅いオオカミ、
ぶたが食べたくて、食べたくて、
たどり着いたのが、キツネの博士からもらった「ぶたのたね」です。
この種をまけば、ぶたが鈴なりになった木が生えるというのですから、もう大変です。
さぁ、オオカミはお腹いっぱいぶたを食べることができるのか、
ちょっとSFチックな見方もできますが、
子ども達には、オオカミが失敗しまくるのが面白いらしく、
どこで読んでも大体、大笑いしてくれます。
連作で、続きもあるので、そんな話を絵本を読んだあとにすると、
図書館とかだと、自分で探してきて読んでいたりもするので、
続きが気になるって言うのも、大切なことなんだなと思ったりして、
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