『そらのうえのそうでんせん』(アリス館)2018年12月
鎌田歩:作
送電鉄塔をテーマにしたものって結構多い、
個人的には銀林みのるの『鉄塔武蔵野線』が好きでした。
映画にもなりましたが、
鉄塔を辿っていくと行き着く先には何があるのか?
子どもの頃に疑問と夏の風景がよく似合う作品でしたし、
確かに、送電線の行き着く先って、
多くの人がどうなっているか知らないことですよね、
その送電線の保守を仕事にしている人を「ラインマン」と呼ぶそうです。
そういえば、僕の勤め先の目の前に鉄塔があって、
時々、人の姿が見えるのですが、ラインマンというのですね、
送電線の点検が主な仕事な訳ですが、
この絵本では、鉄塔を登り送電線を点検するまでのラインマンの一日が、描かれており、
ラインマンの皆さんのおかげで私たちの個々の家庭に電気が供給されているのだな、
ということが分かります。
僕たちの当たり前の生活の中には、多くの人々の手によって支えられている、
空を見上げるときに、鉄塔にも目を向けてみよう、そんな気持ちになる作品です。
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