クジラの進化


『クジラの進化 』(講談社)2022年9月
水口博也:文 小田隆:絵 木村敏之:監修

クジラという生き物は、
進化の過程で、一度陸に上がり、
もう一度海に帰ったことで、
今の大きな身体を手に入れたという話を聞いたことがあります。

この本は、5000万年の間にクジラが
どのように進化の道を歩んできたのかを

美しいイラストレーションと、詳細な解説で伝えています。

ほんのなかには、クジラが辿った進化の道筋を系統的に示した図があり、
現在のハクジラ類とヒゲクジラ類に分かれた過程や、
系統的にはカバや鹿が近かったりと、
わかりやすく描かれていつつも、読み応えがあります。

子ども達には、図鑑の延長線上の読み物絵本として、
大人には、イラストレーションの精緻さを楽しむ絵本として、
それぞれの楽しみ方ができると思います。


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