『わらっちゃった』(小学館)2006年7月
大島妙子:作
笑っちゃうようなことと言うのは、
日々の生活の中で、まぁまぁ起こったりするものです。
良いことと、悪いこと、
それぞれの出来事のバランスによって、
日常は成り立っています。
子ども達だって、そうです。
日々の学校での生活は、
僕たち親の見えないところで、
僕たちが全てを知ることのできない人間関係の中で、
過ごしているわけですから、
それは、ストレスだってたまりますし、
学校の中でのトラブルなんて言うこともあるでしょう。
今回ご紹介する『わらっちゃった』は、
学校でけんかした友達との
仲直りするまでのプロセスが、
びっくりするようなシーンの連続で描かれます。
真夜中にふと目が覚め、
もう一人の友達に連れられていった場所は、
おばけ、妖怪の集う「オバケ寄席」
怖い物のはずのオバケ達と一緒に大笑いすると
隣の席には・・・
まぁ、子ども達の仲直りの方法なんて、
時間が特効薬だったりして、
たわいないきっかけで、人との距離なんて縮まっていくものです。
僕たちの知らない場所で、子ども達は成長していくし、
そんな子ども達は、こういう絵本を
自分の出来事に重ね合わせ、さらに成長していくのだと思いますよ、
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