僕は、ここ5年くらい「絵本専門士」という資格を肩書きとして活動してきました。
絵本専門士というし資格を持っている人は、全国に590人くらいいますが、
その人達がどんな活動をしているのか、あまり知る機会はありません。
活発に活動をしている人たちは、webを覗いていれば、
ネットニュースやSNSで見かけることはありますし、
地域の中で活動していて、ニュースで見かけることの出来ない人もいるでしょうし、
そうでない人も一定の割合でいるんだと思います。
僕は、この資格を取って様々な経験をした結果、
僕なりの絵本専門士像をイメージができ、
それに沿って、これまで、活動をしてきました。
第一に、従来の保守的なおはなし会からの脱却、
これは、定番絵本だけではなく、子ども達に寄り添うことができるのなら、
なるべく幅の広い選書をしようという考え方です。
第二に、子どもを子ども扱いしないで絵本を薦めること、
大人が子どもに絵本を薦めるときには、大体「大人ぶって」絵本を選びがちです。
そんな進められ片したら、どんなに楽しい絵本だって楽しめません。
子ども達と同じ立場で、「ねぇ、ねぇこの絵本、面白いよ」
と進められるようになりたいということ、
第三に、本を売ることの手伝いが出来るようになること、
良い絵本がたくさん生まれる環境というのは、
絵本がたくさん売れて、家で子ども達が好きな絵本を好きなだけ
広げることが出来る環境が大切なのです。
ですから、僕が子ども達に絵本を読むことで、
その絵本を一冊でも多く手に取って家に連れて帰ってくれる環境を作りたいのです。
この3つを続けていくためには、
多くの子ども達、お父さん、お母さんに出会い、
絵本を読み続けることはもちろんですが、
子ども達が今置かれている社会の状況や、
絵本に関する様々な知識、
全てを日々アップデートしていくことが必要です。
『「絵本専門士」なんて、たいした資格じゃないよ、』
と言われることのないように、
日々、絵本と子どもに関する知識を吸収し、
それを、消化したうえで、発信していく力が、必要なのです。
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