『みみかきめいじん』(講談社)2009年9月
かがくいひろし:作
『だるまさんが』のシリーズで、
赤ちゃん絵本で確固たるポジションを築いた、
かがくいひろしさん、
その作品の多くが、柔らかいタッチと
なんとも言えないユーモラスなストーリーで
構成されているのは、皆さんもご存じのとおりかと思います。
しかしながら、絵本作家として活動されていたのは、
2004年から亡くなった2009年までの5年間と短い事を知っている
読者はあまりいないかもしれません。
先日の、京都・大阪絵本ツアーの際に、書店員さんのリクエストで、
おはなし会に組み込んだのがこの『みみかきめいじん』でした。
みみかきめいじんのひょ・うーたん先生のところに、
次々に現れる耳かき希望者と、
手際よく対応するひょ・うーたん先生、
イラストレーションの優しい感じと、
文章のリズム感がよくマッチして、
かがくいひろしさんの絵本らしさ満載です。
耳かきを希望するお客は多種多様で、
その中にはこの季節ならではのお客さんもいて、
おはなし会でこの季節に使うと、
子ども達から「あっ!」という驚きの声が上がること間違いなし、
そんなことから、クリスマスの絵本として、
今回ご紹介させていただきました。
かがくいワールドを是非、お楽しみください。
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