僕が、絵本専門士になるまで、(図書館編-3)


職員が2名しかいない図書館で、
図書館運営のノウハウなど、
学べるはずも無く、
どうしたら良いのか悩んだ結果、
県立図書館の主催する研修などに、
参加して、ノウハウを学ぶことにしました。

とりあえず、児童サービスの研修会と、
自治体間の図書館連携に関する研修会に参加し、
あちこちの自治体の司書からノウハウを学ぶことが出来ました。

しかしながら、ノウハウを学ぶのと一緒に
多くの疑問が生じたのもまた、
この研修会でありました。

特に児童奉仕の研修会では、
今でこそきちんと自分の言葉で話すことが出来ますが、
いわゆる「良書主義」をしっかりと維持すべきだという意見や、
おはなし会の運営ノウハウ、
絵本の持ち方や、あまり感情移入しないで読む、絵本の読み方など、
多くのことを教えて貰いました。

当時は、それらの話の一つ一つを疑いなく、受け入れていこう、
そう思っていましたが、やっぱり何か違う、
そう思い始めたのも結構速かったです。

子ども達と一緒に絵本を読むと、
どうしても子どもと一緒に僕も楽しくなってしまうし、
素話だって、テキストを一言一句覚えるよりも、
その場の流れで、僕の話しやすい言葉に変わってしまいます。
けれども、それは図書館では「やってはいけないこと」そう言われてしまいます。

悩んだ末に、僕が選んだのは、
絵本を作った人は、絵本をどう読むのか?
実際に作家に会って、聞く機会が合ったら、
足を運んでみようと言うことでした。


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