図書館で、おはなし会のルールや、選書のルールについて、
いろいろと教えてもらった結果、
ちょっと自分の考え方としっくりこなかったので、
絵本作家さんに会って、自分の作品を読んでいる姿を見ることで、
何か感じるものがないかと思い、
作家さんの講演会などに参加してみることにしました。
その結果、僕が感じたのは、
自作を読む作家さんがなんと自由に、
楽しそうに子ども達に語って見せているかということでした。
そこには、図書館の研修で教えられたような、
抑揚をつけない、声色を変えないというような、
ルールは一切なく、
読み手の感情が子ども達に伝わるおはなし会でした。
ある絵本作家さんは、講演会の中で
「僕が作った絵本なんだから、どう読んだって良いでしょ」
と言っていました。
また、別の絵本作家さんは、講演会の中で
「子ども達が絵本が楽しい、という感情を表に出すには、読み手の楽しいという気持ちが伝わることが大切」
とも言っていました。
子ども達は、おはなし会の時に絵本を単体で楽しんているのではなく、
読み手やおはなし会の会場といった、周囲の環境を含めて、楽しんでいるのです。
そんな経験を重ねた結果、
おはなし会の席上で、子ども達の前で、大人が感情を閉ざす必要はない、
そう思うようになったのです。
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