『おたんじょうびおめでとう』（BL出版）2018年1月
ニコラ・スレーター：作

ちょっと変わり種の絵本をご紹介したいと思います。
この絵本、音楽が流れる絵本です。

ページをめくると音符の部分にスイッチがあって、
そのスイッチを触ると、音楽が流れます。

時には、フルートだったり、バイオリンだったり、

ページをめくるごとに違う楽器で演奏され、
どんな作りになっているのか、不思議なのですが、
カワウソ君の誕生日をお祝いするために集まった
動物たちの名演奏を聞くことができます。

この本のような、音が出たり、
子ども達が触って遊ぶ仕掛けのある絵本は、
結構たくさんあるのですが、
どちらかというと「おもちゃ」感覚なので、
敬遠していた人も多いかと思いますが、
仕掛けの使い方を少し変えるだけで、
こんなにも、絵本として作品が際立つのかと驚かされました。

おはなし会の最後に、お誕生月の人がいるか聞いて、
その子の名前に置き換えて歌っても楽しいですし、
こういう絵本は、なかなか図書館などで紹介される機会がないので、
絵本にはこういう楽しみ方もあるんだなと、
大人に知ってほしい絵本です。