僕はなぜ、絵本専門士という資格を取ったのかという話を少し、
僕は「司書」として、地元の図書館で6年ほど勤務しましたが、
異動の結果、図書館に戻ることは出来ず、
今も市役所で働いています。
図書館で働けたら良いのですが、
サラリーマンですから、勤務先が、こちらの思い通りになるわけはありませんので、
ここについては、仕方が無いと思います。
けれども、子育てをしていく中、そして図書館での勤務を経験した結果、
子ども達に、絵本を手渡すことで、
子ども達が自らの力で、物語を手に取り読むことの出来る力の必要性を強く感じたのです。
SNSをはじめとした、webメディアの発展は、
私たちの生活を便利にしてくれた反面、
ネットでのいじめなど新たな課題が子ども達の周囲を取り囲むようになりました。
一人一人が簡単に発信者となり得る現代において、自己顕示欲からなのか、
SNS上に社会通念上あり得ないようなことをやってみせる若者達の映像が、
日々アップされています。
子ども達の善悪の判断基準というのは、
社会的な経験の積み重ねによって構築されていくものですから、
子どもの時にどれだけ多くの経験をすることが出来るのかが、
善悪の判断基準の構築に繋がっていきます。
そこで、実生活での経験だけではなく、
物語の中で様々な同情人物の行動や感情を追体験することで、
自らの価値観を更新していくことが大切なのだと、考えています。
そのためには、子ども達に絵本を読むということを
大人が続けていくことで、子ども達の中に「読む力」を育むことが
今こそ重要なのだと思うのです。
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