モリナガ・ヨウこどものしごと展とらんらんランドセル


モリナガ・ヨウ子どもの仕事展

先日、教文館ナルニア国で開催されている
モリナガ・ヨウ こどものしごと展に行き、
モリナガ・ヨウさんのギャラリートークを
楽しんだというお話をしましたが、
その中でも印象に残った言葉を記録しておこうと思います。

まず、1点目は、こどものしごと展開催に当たってのキービジュアルについて、
娘さんが小さいときに絵本を読んでいる姿をスケッチしたものとのことでした。

子どもが絵本を読む姿をモリナガさんが、
絵本を抱えるように読んでいて、

小さい子どもにとっては、絵本というのは大きい物なのだと感じた、
そして、その大きな絵本に覆い被さるように子どもが絵本を見ている姿を見て、
子どもはああやって絵本の世界に没入していくのだなと感心したと、お話をしていました。

子ども達が絵本を読む姿を見て、
そんな気づきがあるなんて、やっぱり描き手の感性というのは、すごいなぁ、と感心しました。

そして、もう一つ、印象的だったのが、が今回の原画展のメインになる
『らんらんランドセル』の解説の中の言葉でした。

ランドセルの中に詰まっているもの

今回の作品作りの際に、実際にランドセルをひとつ、
出版社に買って貰った、モリナガさん、
その、新品のランドセルを手に取って、
僕たちにランドセルの中身を広げて、
「新品のランドセルの中には、希望しか入っていないんです!」
と言う一言です。

確かにその通りです。
子ども達が新たな第一歩を踏み出す傍らにあるランドセル、
その中身は、子どもの夢や学校でのワクワク、ドキドキしかありません。

子ども達の夢や希望を肯定して、受け止める子どの出来る大人、
『らんらんランドセル』には、そんな作者の人柄が込められているのだなと、
感動した次第です。


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