自分で作る「絵本専門士」

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ここ何回か、絵本専門士のブランドイメージが、
就業機会の拡大や収入に直結するものではなく、
個々の絵本専門士のモチベーションよって維持されていると言うお話をしてきました。

事実、絵本専門士資格を有している人のバックボーンは、
図書館関係者、保育士・幼稚園教諭、教員、出版関係者等々、
多岐にわたっており、それぞれのバックボーンによって、
絵本に対する考え方も異なります。

ちなみに僕のような、公務員や会社員、団体職員の割合は12%程度とのことで、
あまり多くはないようです。

個々の絵本専門士の絵本に対する考え方が異なりますから、
「絵本専門士の講演」と言うのがあったとして、
A絵本専門士とB絵本専門士の語る内容は、異なることもあるでしょう。

同じ講義を受けて、認定されているので、
土台の部分では共通認識があったとしても、
自らの経験のうえで、語られる内容には、差があるのはあたりまえですが、
この「違い」が実は、絵本専門士の強みでもあり弱みでもあると思っています。

強みについては、多様な発信力による波及効果の拡大が期待されますが、
他方、ブランドイメージが定着し難いという課題を抱えているのが、
絵本専門士だったりします。

結論としては、資格取得後に自らのスキルをどう生かして、
個人の絵本専門士としてのブランドイメージを作っていくしかないので、
資格取得はゴールじゃなくてスタートだったりするのが、
絵本専門士資格の面白いところでもあり、辛いところでもあります。


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