どの仕事だって特別じゃないし、特別かもしれない、


『続ぼくを探しに ビッグ・オーとの出会い』(講談社)1982年7月
シェル・シルヴァスタイン:作  倉橋由美子:訳

絶版となった作品は、紹介しないようにしているのですが、
今日は特別に一冊、

4月になり、新学期を迎え、
あちこちで新たな一歩を踏み出した人たちの
悩みや不安の声が聞こえてきます。

新社会人になった皆さんは、
早く一人前に仕事が出来るようになるにはどうしたら良いかを悩み、
同じ仕事を続けている皆さんは、
自らの仕事量が多いことを憂いているのを見かけます。

皆さんの言葉を聞いていると、自分だけ特別に忙しかったり、
大変な仕事に就いている、そう思いたい気持ちもあるのかな、
と思ったりすることもあります。

「隣の芝生は青い」の言葉にあるように、
他者をうらやましく思うことは、よくあることですが、
多分、そんな人だって、そんなに特別な環境で働いている訳でもないし、
自分だってそんなに特別な環境で働いているわけではないのです。

前を向き、自らの状況にどのように満足するのか、
難しい問題ですけれども、多分それが一番の解決策なのだと思います。


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