ちょっと前に、おはなし会のボランティアさんから、
新規会員がなかなか集まらない、
と言うお話しを聞きました。
旨く、新規会員の獲得が出来ている
団体もあるとは思いますが、
多くのボランティアの皆さんは、
同じような悩みを抱えているのではないでしょうか?
個人での活動をしている僕がこういう話をするのは、
お門違いかもしれませんが、
少し、お話しをさせて頂きました。
1970年代から80年代のおはなし会は、
我が子を絵本のある環境で育てるために、
周囲の同じような状況の保護者の皆さんと、
協働でおはなし会を運営し、その行為が継続、発展した結果、
おはなし会のボランティアとして続いてきたと言う経緯があります。
現在でも子育てに絵本をというお話しは、
育児雑誌などで取り上げられたりしていますが、
親子で絵本に触れる機会が、
図書館のおはなし会だけではなくなった事で、
絵本と子育てに関する体験を他の親子と共有する機会が減ったことで、
大人の側が、我が子以外の子ども達に読書体験を提供することが
楽しいと思う機会がなくなってしまった。
と言うところではないかと思うのです。
僕は、これも小規模ではあるが、社会の分断と考えており、
結果として、将来的に社会的な課題に繋がるのではないかと考えています。
以前のように社会全体で子育てをする環境を
今一度取り戻すすべは、もうないのでしょうか?
僕たち大人が考えなければいけない課題と感じています。
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