いっぱいいもうと


『いっぱいいもうと』(福音館書店)2024年1月
ネジメショーイチ:文 ロッカクアヤコ:絵

ロッカクアヤコさんは、手や指で直接キャンバスなどに描く手法の
現代芸術か、瞳の大きな女の子のモチーフが印象的ですが、
この絵本の表紙も、登場人物の意志の強さを感じて、
これから彼女の周りで、何がおきるのか、
表紙を見ているだけで、ワクワクします。

文章は、ネジメショーイチさんとなっています。
これ、カタカナになってますけど、ねじめ正一さんですよね、
ねじめ正一さんは、詩人ですが、多くの作家さんと組んで、絵本を沢山出版されているので、
あまり不思議なことではないのですが、

この可愛い女の子が、ネジメさんの文章の世界でどんな活躍を見せるのか、
楽しみながら読ませて頂きました。

妹が欲しい、あーちゃんはある日公園で妹を募集すると、
あっと今に大勢の妹候補が誕生し、
喜んで、家に連れて帰ってきたら・・・

物語の後半、妹たちの暴走するシーンの迫力と、
かわいさに、物語の面白さと、
アートとしてもカワイイが見事にマッチしています。

妹が欲しい、弟が欲しい、なんて思っている、
ちょっと大きくなったお子さん達には、
「おっと、こういうことになるのかなぁ・・・」
と考える余韻があったり、
それでもあーちゃんのがんばりに大笑いしたりと、
いろいろな見方が出来るのではないでしょうか。

世代によっていろいろな見方の出来る、楽しい物語になっています。


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