絵本専門士10周年事業の裏方でがんばっていた鳥取のうっちー先生、
1日目が終了したところで、食事に誘いまして、
お付き合い頂きました。
そこでの出来事をうっちー先生がブログの中で書いていたので、
僕もその時のことを少し書いておこうと思います。
内容としては、1日目のシンポジウムの事が中心でした。
肥田先生が、絵本専門士資格を創設したものの、
予算的な裏付けや活動への経済的な支援の仕組みを作ってこなかった事への後悔を口にしていたこと、
それに対して、秋田先生と鈴木先生の回答が今ひとつ切れが悪かったこと、
まだまだ、絵本専門士は「ボランティア」の名の下にただ働きをさせられそうだぞ、
と、そんなことを話しました。
2日目にご一緒できた絵本専門士の皆さんからも、同様の感想が聞けたことから、
まぁ、共通認識だったのかなと理解しています。
そこから、絵本専門士として後どのくらい活動できるのだろうかという不安、
認定絵本士講座を受講した人が絵本専門士になかなかならないのは制度の仕組みの問題じゃないかという話、
絵本専門士と名乗るためには、定期的な学び直しの場が必要なのではないかと言う話、
絵本専門士の人数も増えてきましたから、ここで基本的な指針のようなものがあっても良いのではないか、等々・・・
絵本専門士という資格が立ち上がって10年ですが、社会に浸透した訳ではないですし、
うっかりすると、忘れられてしまうかもしれない、そんな危機感を持って活動してきたのですが、
どうも運営側は、楽天的な考え方に立っているみたいだぞ、
というのも、また不安をあおるよな、なんてことを思いながら、おしゃべりしてました。
うっちー先生は、よく話を聞いてくれるし、同じ物事を自分の視点から話してくれるので、
こちらとしても、新しい発見があり、頭が下がります。
それぞれの絵本専門士に答えがあって良いと思うのですが、
その方向は、同じであって欲しい、そんな思いを話し合った夜でした。
僕は、僕の目指す絵本専門士像である、誰でも楽しく絵本にアクセス出来る環境、
絵本が誰かのみちしるべになるようなお手伝いが出来るよう、
活動を続けていかなければ、と思った次第です。
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