あちこちで絵本のおはなしをさせて貰うときに、
お父さん、お母さんなど、来てくれた皆さんに必ずお伝えするのが、
絵本を買おうよ、という事です。
たくさんの絵本があって何を選んで良いかわからない、とか、
図書館の絵本を毎週借りています、とか、
そういう話を聞くことはあるのですが、
「お子さんが好きな絵本は買ってあげて、」とお願いをすることにしています。
絵本は高いので、という言葉を聞くこともありますが、
そこは、御家庭の事情もあるので、無理にとはいえないのですが、
お子さんが、気に入っている絵本をお父さん、お母さんと書店で買って帰ってきたとしたら、
お子さんにとっては、その絵本は一生ものの宝物になります。
それは、絵本だけではなく、お父さん、お母さんに「買って貰った、」
というエピソード記憶も含めての絵本なのです。
大人の皆さんに絵本に関する思い出を伺うと、
多くの場合、その絵本に関するエピソードを伺うことが出来ます。
お気に入りの絵本は、子ども達にとって絵本は、単なる「モノ」ではなく、
大人になるまでの長い期間を共に過ごす仲間になる可能性を秘めているのです。
ですから、僕は絵本を買おうよ、と皆さんにお話しするのです。
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