大人になると、荒唐無稽な話というのは、なかなか楽しめなかったりします。
ところが、子ども達は、現実だろうが架空だろうがお構いなしで、
興味を持ったものは面白がって向かってきてくれます。
ブックハウスカフェで出会って、
買ってしまった本の一つが「やまがみさまのきょだいべんとう」です。
もう、表紙の時点でスケール感が色々おかしくて、
子ども達の興味をそそります。
それにしても、弁当のうまそうなこと・・・
年に一度のやまがみさまのために巨大なお弁当を作るというお祭りのため、
街中の人が集まって、お弁当作りをするという物語、
ご飯粒を一粒ずつ、運ぶ子ども達や、エビフライを運ぶためのクレーンや、
熱いお茶を入れるためだけのロボットなどなど、子ども達が大好きな要素が詰まっていますし、
細かく描かれた様々なシーンは、子ども達が大好きな「探す」行為に繋がっています。
単に探す絵本というだけではなく、物語もしっかりとしていて、
なぜ、やまがみさまに弁当をごちそうするのか、その理由がわかると、
「あー、そういうことか!」
と納得することしきりです。
おはなし会で読んで、子ども達が手に取ってじっくりとみる、
そんな使い方のできる本だと思いますよ、
コメントを残す