先日、五味ヒロミさんの講演会の際に、会場にいらしてくださったのが、
ふじた あおさんでした。
五味さんとお友達とのことで、お礼を兼ねて少しお話しをさせていただいたら、
ひょんなことから、御著書を頂戴いたしました。
『アリペン とりあつかいせつめいしょ』
どんな作品かなと、開いてみて、びっくりしました。
ペンのインク代わりにアリが入っている、
インクがアリだから、紙じゃないところにかけるし、
羽アリがインクだと、空中にもかけちゃう、
使い続けると、働きアリが兵隊アリになると
時が太くなったり、
使い続けていると、多少下手くそな字でも
アリがきちんと整列してきれいになったりと、
しばしば、子ども達は、アリの行列を眺めてみたり、
アリの巣に土を入れてみたりと
アリにとっては、結構受難だったりするのですが、
子ども達にとっては、楽しかったりするし、そういった経験の積み重ねが、
成長につながっていくのだと思うのですが、
この絵本は、子どもの「だったら楽しいな」をきちんとわかった上で描いているので、
子ども達にはフィットするのかなと思います。
絵本自体も取扱説明書の体をとっていたりして、
子ども達が自分で読みたくなるような工夫がされているように感じます。
個人的には、インク(アリ)の補充方法が印象的で、
このペンなら、長く使い続けることができそうだなと、
ちょっと欲しくなりました。
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